干し柿には甘柿よりも「渋柿」が、腐ったりカビが生えたりせず、虫や鳥に狙われにくいのでオススメ。渋柿のほうがより甘く糖度の高い干し柿が作れます。渋柿はネット販売で入手可能。
柿のヘタまわりの葉を手できれいに取る。
柿を水でザッと洗う。
ヘタと枝を残して皮をむく。
ヘタのまわりの皮を最初にむいてから、残りの皮を縦方向にむくとラクです。
70cm程度に切ったヒモの両端を、それぞれ柿の枝に結びつけて2個1組にする。
「柿クリップ」を入手すると便利です。ヘタの両サイドを挟んで固定したクリップに、ヒモを結びつけることができるもので、柿を傷めることなく使えて便利です。
カビが生えるのを防ぐため、結んだ柿を熱湯に5〜10秒くぐらせて殺菌する。
日当たりがよく雨や夜露が当たらない風通しのよい場所を選び、物干しやハンガーなどを利用して柿同士が触れないように干す。
作業は晩秋から初冬にかけての、気温が低く空気が乾燥している時期がおすすめです。気温が高い時期に干してしまうとカビが生えやすく虫がついたりもするので、寒さが安定するまで待ちましょう。また、干し始めから数日は表面をしっかり乾燥させることが大切です。お天気がいい日が続く週を狙いましょう。
4日経過した柿。
6日経過した柿。
10日経過した柿。
13日経過した柿。
20日経過した柿。中がしっとりトロトロになっています。
トロトロの干し柿がお好みなら、早めにヒモから外しましょう。ただし、収穫後に長く置いておくと腐ったりカビが生えたりすることもあるので、乾燥しないようラップでひとつずつ包み、密封できる袋や容器に入れて冷蔵保存しておくと、トロトロ状態がキープできます。
41日経過した柿。中まで乾燥させたかための干し柿は常温でも日持ちしますが、それでも乾燥はゆっくりとですが進みます。早めに食べましょう。
干し柿に白い粉がついているのを見たことがある人も多いと思いますが、これはカビではなく、干し柿の糖分が浮き出たものだそうです。また、黒い斑点が見られることもありますが、こちらは渋み成分のタンニンが変化したものなんだとか。どちらも問題なく食べられますので、ご安心を。
クリームチーズ&クルミと一緒に食べるほか、刻んでヨーグルトに入れたりパン生地に練り込んだりと、ドライフルーツとして活用できます。もちろんそのまま食べても美味しい。
・「渋柿」や「柿クリップ」はオンライン販売などで入手できます。こちらでは54個で作っていますが、偶数個で気軽に始めるのもよいでしょう。
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